ICL(眼内コンタクト)手術を2021年3月末に受けてから、なんと1年10カ月が経過。保証期間3年も折り返しを過ぎました。本当にあっという間です。
ICL手術を受けたところは、アイクリニック東京です。(サピアタワーアイクリニック東京から変わりましたね)
執刀は名医として知られる北澤医師。
私のように、40才を過ぎてのICLを受ける場合、メリットとデメリットを見極めてから受けるかどうか検討している方も多いのではないでしょうか。ありのままに綴っておりますので、参考になれば嬉しいです。
手術前の検査、手術、その後のことは下記に記録しています。よろしければ、お読みください

ICLって何?と言う方はこちらをどうぞ
アイクリニック東京 定期健診のスケジュール
定期健診は通常次の通りです。以前はアイクリニック東京で行われていた定期健診ですが、2022年より丸の内トラストタワー医院も開院し、検査などはそちらで行われるようになったようです。また、これまで「サピアタワーアイクリニック東京」だった名称も「アイクリニック東京」へと知らぬ間に変更されていました。
- 術後1か月後
- 3か月後
- 6カ月後
- 1年後
- 2年後
- 3年後
上記以外は、定期健診以外は1回1万円かかります(もしかしたら価格改定されているかも)例えば、1年経過後に2回検診に行く場合などです。
また、3カ月後まではクリニックで次回の予約を取るものの、6カ月後以降は、希望制に変わります。(こちらもルール改定されている場合があります)特に問題が無ければ行かなくてもいいということですね。
私は2022年11月で、ICL手術を受けてから約1年10ヶ月程度経ちました。
1年後検診を受けていなかったので、その分として行ってきました。
今回レンズの入れ替えを強く考えていたので、その旨を電話予約の際に話したからか、初めて執刀して下さった北澤医師が診て下さるとのことで、丸の内トラストタワーではなく、今回もサピアタワー東京へ行ってきました。
私のICL手術後、約1年10ヶ月後の状況
年齢はアラフィフとなりました。
- 遠くの文字が見えづらい、ただの景色や裸眼での日中歩行、普段の生活には問題はなく裸眼で生活できています
- 買い物や交通機関に乗る時など、遠くの看板の文字が読めない
- 夜に目が疲れて、目の奥が痛くなることが多くなる、かすみ目も。(加齢によりそう)
- 夜の自転車は暗がりの歩行者が見えにくかったり、怖くなることも
- テレビの文字が読みづらい
- 手元に関しては何ら問題なく快適。老眼の実感はなし。パソコン、スマホも裸眼でOK
前回と症状としてはあまり変わらず、劇的に見えなくなったということはないのですが、今回入れ替えも検討して検診に行ったのには理由がありました。
というのも、同い年の夫が同じくこちらで、2022年6月にICL手術を受けまして、クッキリ、ハッキリ見えるようになったので、やはり、私もレンズの度を落とさなければよかったと、保証期間内での入れ替えを検討するようになりました。
私は老眼対応を見越して、遠くをやや弱めの1段階落としたレンズを選択、夫は遠くがバッチリ見えるレンズ選択をしました。これは40代でICLをされる方にはとても悩ましい選択かと思います。
こちらは追って詳しくまとめたいと思います。
約1年10ヶ月後の検診状況
前回は一番右の気球の見える機器?と簡単な視力検査くらいでしたが、今回は眼圧検査、一番左の機器まで全て検査を受けてから視力検査でした。
視力は?
左右1.0以上 でした
うーん・・・いつもちょっと疑問に思うのですが、本当にここまで見えているのかな?なんとなくでも良いので言ってくださーい。にいつも疑問を持ちますし、レンズをカチャカチャ入れるのは何だろう?と不信感を抱く自分がいます。とはいえ、今日は北澤先生に診てもらえるので直接言おうと思ったのでした。
いざ、北澤先生の診察へ
執刀していただいた時しかお会いしたことがなかったので、大変恐縮しましたが、とても話しやすく、物腰も柔らかい先生でした。
先生に現在の状況を伝えました。
北澤先生「レンズは綺麗に入っていて、角膜などもとても綺麗な状態をキープ出来ていますよ。年齢的なことも考えられて、遠くのレベルを1段階落とされていますね。今だと1.0弱見えるか見えないかというところだと思います。丁度年齢的な視力の変化もありそうですね。入れ替えについても考えられているということですね」
私「はい、駅構内での看板に書かれている文字や、テレビの文字が読みづらかったりします。一番は自転車に乗るんですが、夜だと暗がりの歩行者に気づくのが遅れてしまいそうになったりして。」
北澤先生「レンズ自体は保証期間内なので、入れ替えることはできますが、そうすると今度は今、快適な手元が見えづらくなってしまいますがいいですか。ご主人は遠くをハッキリ見たいとのことだったので、視力が2.0と矯正できていますが、近くはどうでしょう。」
私「夫は近くがピントが合うのに時間がかかる、老眼が出てきていると言っています…」
北澤先生「ご主人はそのうち老眼鏡が必要になるかと思いますよ。患者さんの中にも、ゴルフをするから、ゴルフボールがちゃんと見たいから、遠くがハッキリ見えるように合わせてくれ!手元は老眼鏡をかけるからという方がいます。そういう場合は、目的がハッキリしているので対応しやすいです。今だと、レンズを入れ替えると今度は手元が見えづらくなるので慎重になられた方がいいですよ。
例えば、テレビを見たり、夜に自転車に乗られる時だけ用に眼鏡をかけるというのも手です。今だと視力がそんなに悪くないのでとても薄い眼鏡で済みますし。」
私「なるほど…。そういう手もあるのですね。先生、遠近両用のレンズへの入れ替えはどうでしょうか。」
北澤先生「最近出てきたレンズですが、遠近バッチリ見えるかというと、通常のICLほどではないので、現状だとお勧めしません。まだ出てきたばかりなので、今後技術が進んでいく場合もあります。何かあればこちらのレンズには、当クリニックで手術してもらった患者さんにはいつでも半額で行えますので。」
私「加齢による視力の変化も感じている時期なので、一度このまま薄い眼鏡も検討して、保証期間3年以内の2年半経過した時に最終判断をしたいと思います。ありがとうございます。」
…という流れでした。
遠近両用レンズについて
アイクリニック東京のホームページでも多焦点の眼内レンズ、いわゆる遠近両用レンズの紹介が出てきました。
私がICL手術を検討したころには紹介はなかったように記憶しています。ただ、クリニックでの価格表には記載があり、当時たずねたことがありましたが、同じように現状推奨しないと言われたことを記憶しています。

検診後
近所のzoffに行って、夜の自転車に乗る時とテレビを見るとき用途として眼鏡を作りました。
眼鏡を手放したいとICL手術を受けたので、まさしく逆行していますが、かけると良く見えます。
ただ、マスク越しだと曇り止め加工をしていても、寒い息で滲むように曇るのが玉にキズです。
ちなみに、メガネは確かに裸眼で0.9位とのことだったので、確かに薄い眼鏡で安価に仕上がりました。
ちなみに、前回疲れ目ように老眼鏡を100円ショップで購入しましたが、あれは早々にかけるのをやめて使っていません。
現状のまとめ
通常のICLを40代で行う場合、
手元も遠くもとりたいという場合は、私のようにレンズを1段階落とすことを推奨されますが、やはり遠くの見え方には不満が残る場合があります。遠くを見るようにメガネが必要になることも。
逆に遠くを1.5とか2.0の視力を出してハッキリ見たい場合は、手元の老眼を実感するようになる場合があります。
通常のICLの単焦点レンズの限界のようです。
一方遠近両用の多焦点レンズが登場してきています。現在日本ではまだ未承認のようですが、治験が溜まってくれば承認される日も近いと思います。
通常のICLよりは、見え方の精度は少し低いイメージを説明から持ちました。ハローグレアも強いようです。
私も加齢に伴い、目の変化が起きているので、ひとまずは3年間の保証期間がなくなる2~3カ月前くらいまでに現状の問題点を再検討して、遠くに合わせて老眼鏡使用も選択肢にいれるか、現在の場合によっては遠くを見る用の眼鏡使用を選択するかを最終判断したいと思います。
まさしく、45才オーバーの単焦点の眼内レンズを入れて、老眼が進行してきてどうなるのかのロールモデルのような我が家です。
また、折を見てまとめてみたいと思います。どなたかの参考になれば幸いです