こんにちは。東京湾岸びよりのおかともです。
私がICL(眼内コンタクトレンズ)手術を受けるまでの4回目になります。今回は先日受けてきましたICL手術当日についてレポートします。
(ちなみに、このブログを書いているのは丁度1週間後です。)
私がICL手術を受けた所は、サピアタワーアイクリニック東京というところです。あくまでも私個人の体験談となります。そして、他のクリニックの所のことなどは分かりかねます。予めご了承ください。
自分でやりたい!と決意したとはいえ、手術が近づくにつれ、緊張してきました。当日はただ、無事に早く終わることを願って向かいました。
ある程度 流れが分かっておくと、安心感があると思います。これからオペを受けられる方の参考になれば嬉しいです。



- 手術当日の流れ
- 1.午後クリニックへ。
- 2.診察券、初回検診時にもらっていた手術同意書を提出。2回目に視力合わせ時にもらった点眼目薬の回収(こちらはなくてもOK)
- 3.手術までの間、自分で行う点眼薬2種類と点眼時間指示の用紙、術後に使う目薬キット、内服薬、保護メガネを渡されます
- 4.残金の清算
- 5.5分おきに点眼開始。合計7回。その後手術室に案内されるまで10分おきに点眼。(およそ2回)
- 6.10分点眼になったあたりで瞳孔の大きさチェック。合間に荷物をロッカーへ
- 7.手術室控えスペースへ案内
- 8.手術室へ。右目・左目手術
- 9.手術後、すぐに待合室へ戻る
- 10.渡されていた点眼薬3種類を5分間隔で1セット自分で点眼
- 11.しばらくして、視力と眼圧、視力検査、診察
- 12.帰宅
- 13.自宅で手術当日は就寝前30~1時間前まで、2時間おきで3種類の目薬を点眼します。
- まとめ
手術当日の流れ
1.午後クリニックへ。
![]() |
13時30分に来院予定でしたが、少し早く到着しました。手術日の1週間前にはリマインドメールが届きました。手術後は洗顔、洗髪、入浴、シャワーも出来ないので午前中にシャワーをしてきました。当然ですが来院時はメイクも不可です。前日まで可だったコンタクトも手術当日は禁止です。このメガネをかけるのもこれで最後かなぁと不思議な気持ちになりつつクリニックに向かったのを思い出します。
2.診察券、初回検診時にもらっていた手術同意書を提出。2回目に視力合わせ時にもらった点眼目薬の回収(こちらはなくてもOK)
診察券を出した際に、一緒に同意書も提出します。手術3日前から点眼していたベガモックスという目薬もここで回収されます。忘れた場合は、自分で廃棄すれば問題ありません。私は忘れました💦
3.手術までの間、自分で行う点眼薬2種類と点眼時間指示の用紙、術後に使う目薬キット、内服薬、保護メガネを渡されます
![]() |
待合室に座ると、すぐにこれから使う点眼薬2種類と、術後すぐにさし始める点眼薬3種類、内服薬、保護メガネを渡されます。待合室には私の他に2人が既にいらっしゃいました。よく見ると、点眼が始まっていました。
4.残金の清算
手術前に残金の清算となります。私は内金でいれた金額の差し引きをそのまま支払ったのですが、その後に来られた方の残金清算で、割引が適用されている方がいらっしゃいました。(割引の金額が聞こえました。)先ほどググってみましたが、詳しくは分からなかったので不正確情報ですみませんが、今後手術を検討される方は、一度事前に何か割引がありますか?とサピアタワーアイクリニック東京の方へ聞いてみるといいかなと思います。やはり高額な手術ですし、割引が少しでもあった方がいいですよね。
5.5分おきに点眼開始。合計7回。その後手術室に案内されるまで10分おきに点眼。(およそ2回)
![]() |
残金清算が済むと、いよいよ点眼開始です。私はてっきり初回の検査みたく、担当の方が時間をみて点眼しに来てくれるものと思っていました。手術当日ですしね。でも、まさかの自分で管理です。ティッシュペーパーも渡されまして、写真にあるように自分で時間を見ながら交互にきちんと点眼しなくてはいけません。
白色ボトル:瞳孔を開くもの
オレンジ色ボトル:消毒薬
オレンジ色ボトルは、イソジン色なので、当日の着衣は万一汚れても大丈夫なように濃い色の洋服で行きましょう。
また服装も、フード付きなどは手術時に仰向けになる際に邪魔になるので、首元がスッキリしたものがいいようです。
目薬ボトルなどに、番号が記入されていまして(私は4)、何かな?と思っていたら、手術の順番でした。私は到着順としたら3番目でしたが、3番の男性が後から来ても、順番はそのまま守られていましたので。その後も続々と来ていまして、私が確認した感じだと、10人はいたかと思います。(もしかしたらそれ以上にその後来た可能性もあります)
そして、ここで練習しておくといいのが、点眼方法です。私はそれまで親指と人差し指で上下の瞼を開いて点眼していましたが、術後すぐからの点眼は、上瞼には触らないで、下瞼だけを下げて行う点眼にするように指導されます。この点眼時に、練習しておくのがオススメです。
点眼の合間時間を見計らって、手術後の目薬の説明、内服薬の説明などがされます。
6.10分点眼になったあたりで瞳孔の大きさチェック。合間に荷物をロッカーへ
5分おきの点眼が終わるくらいになったら、瞳孔が開いているかチェックしにきます。
点眼の合間が10分になったら、手術までもう間もなくとなってきますので、トイレをすませておきたい場合はこの時間を利用するといいかと思います。
荷物をロッカーへ入れます。術後すぐに利用する点眼薬などが入った紙袋はそのままロッカーへ入れずに持ち歩くので、スマホなど手元に残しておきたいものは紙袋へ移し替えします。
おおよそここまでで、クリニックに入ってから1時間位たったでしょうか。
なお、日曜日のこの日、北澤医師の姿を初めて見ました。オペしていただくので当然ですが(笑) 北澤医師が手術スペースに入っていったのは13時57分位でした。1番手の方はそれよりも少し前に控えスペースに入っていかれました。時間からして、手術の開始は14時スタートだったと思います。
私が点眼中に、14時10分頃には1番手の方が待合室に戻って来られていました。スタッフの方がその方に「お疲れさまでしたー」と声掛けをされていて、順番待ちをしている誰もが、その方を凝視(笑) 目をシパシパされていましたが、普通に眼帯も何もなく裸眼で戻って来られていました。
どんな感じだったのか、私は話しかけたい衝動に駆られていました。
7.手術室控えスペースへ案内
そうこうしている間に、3番手の方が入られて間もなく、私も控えスペースに案内されました。靴を脱いで中に入ります。
まず最初に中のスタッフの方に名前と生年月日の確認をされます。間違いがないようにですね。紙袋を手渡して保管してもらいます。
その後、マスクを新しいものに付け替え、割烹着のような手術衣を着ます。コロナの影響でマスクをしての手術となる旨の説明があり、鼻下まで下げていいですよとのことでした。
狭い控えスペースですが、奥にあるリクライニングタイプのソファに腰掛けるとすぐに麻酔用の点眼薬をボトボト点眼されます。合わせて不織布のキャップを頭から被せられます。
手術中の注意点の話があります。
1つ、手は手すりを握るようにして、顔などに触れないようにすること。
2つ、手術中は一番光の眩しい所を見るようにしましょうということ。そこが真っすぐ前です。手術中に万一前を見失うことがあったら、一番眩しい所に焦点を当てて見るようにしてくださいとのことでした。そこが大抵正しい場所です。
患者さんが手術でつらかったことは、
一つ、まず最後の目薬がジーンとしみるということ。これは数時間続いてしまうこともあるのですが、目薬による症状なのでその後は治まりますということ。
二つ、とにかく手術中、眩しいということ。
三つ、顔の上に布をかぶせて、目だけが出るようにしてテープで固定するのですが、術後にテープを一気に剥がすのでそれが痛いということ。
これらの説明がありまして、最後に点眼がもう1度あり、その後は目をつぶっていて下さいねと、カーテンを閉められて間もなく、手術を終えた方が、控室に戻って来られたのをカーテン越しに感じました。戻って来られた方は、目の周りの消毒液を拭き取られて、待合室に戻って行かれ、重なるように私は手術室に誘導されました。いよいよ自分の番です。
8.手術室へ。右目・左目手術
手術室へ歩いて向かうと、かの有名なICLエキスパートインストラクターの北澤医師ともう一人助手の方が見えました。ただ、裸眼でしたのではっきりは見えていません。
北澤医師はとてもやさしい物言いで席に案内して下さいました。背を向ける形で座ると、リクライニングで次第にフラットになっていきます。
「緊張していますか?」という声掛けと共に、手早く準備がなされていきます。顔に布をかけられて、「消毒しますね」と言われ、目をつぶると、筆のようなもので、目の周りも含めてたっぷりと消毒液を塗られた感覚が広がります。
「しみていませんか?」という声掛けがありました。
「では、まず右目から処置しますね。下を向いてください」と言われ、下側にテープを貼られ、次に「上を向いてください」と言われ、上にテープを貼られました。これが開眼器だったのか??よく分かっていません。
というのも、その後「麻酔の目薬をしますよー」と言われ、点眼され、「少しの間目をつぶっていて下さい」と言われたからです。
その後目を開いたところ、まだ目は0.06の視力ながら、上部の器具などが見えていたので、このまま見え続けたら怖いと感じていました。程なくして、真上から強烈な眩しい光が照らされ、光しか見えなくなりました。私にとっては、かえって見えない方が安心感がありました。
「これからちょっとチクっとしますよ」と言われましたが、痛くてびくっとなるような感じは全くありませんでした。角膜を切開したと思います。
続いて、「圧迫しますが、ここが今レンズを入れるところなので、一番大事ですよ」という声掛けがあって、圧迫感がありました。
数十秒して、「もうレンズは綺麗に入っていますよ。消毒しますね」とグリグリされてるような感じがしました。視界はどうなっているかというと、ずーっと、ワープしている最中の光の中にいるような感じなんです。眩しい光の他、赤青緑みたいな色も混ざり合って、中心点が白く強烈に眩しい光というか。手術中はとにかくそこに集中してみようと頑張っていました。
「最後に消毒しますね。(多分💦)これがジーンとしみてきますよ」と言われ、確かに、ジーンとしみる薬でした。「しみますーー」と言葉にしていました。会話が冷静にも出来た自分にも驚きました。
そして、「はい、これで右目が終わりましたよ。大丈夫ですか?」と言われ、「はい、大丈夫です。」「同じように左目をやっていきますね」と左目も同様にやって頂きました。
圧迫感はありましたが、本当にスムーズ、そして何より短時間!!術中の視界はこの世の感じではないワープ画像でしたが、目が閉じられないとどうなるんだろうなどの心配は感じませんでした。
手術が終わると、ジーンとしみる感覚が続いているものの、誰にも支えなど必要なく、スタスタ自ら歩いて、手術室を後にしました。
9.手術後、すぐに待合室へ戻る
控室スペースに戻ると、自分でも安堵感とあまりにも短い時間だったので、スタッフの方に何分くらい手術室にいましたでしょうか?と聞いたら、恐らく7分位だと思いますよとのことでした。控室含めて10分位の間隔だそうです。目の周りの消毒薬を拭いて下さり、そのまま待合室へ戻りました。
10.渡されていた点眼薬3種類を5分間隔で1セット自分で点眼
すぐに、事前に説明と渡されていた点眼薬の1番目の点眼を始めます。
1回目の点眼は、まだ目の麻酔が残っているので、スタッフの方がちゃんと目の中に点眼されているか横で確認してくれました。その後2種類の点眼は、自分で5分を計測して点眼します。
点眼以外は、目を休めるためにも、目を閉じていて下さいねと言われ、時間を気にしつつ、目を閉じていました。
11.しばらくして、視力と眼圧、視力検査、診察
3種類の点眼を終えると、しばらくして視力(気球をみるもの)と眼圧チェックと視力検査をうけました。
ICLを受けて、私が受けた感想は「そんなに見えていない」「何これ?光の輪が見えるーーーー」でした。
視力は0.6~0.8位でした。右目より左目がかすんで見えました。
何より気になったのは、点眼時に上を見た際に、ライトを見ると、水の波紋みたいに丸い輪っかが3重位、視界に現れるのです。
すぐさま気になることとして伝えたところ、眼内のコンタクトがそう見えているとのことで、徐々に薄くなっていくので、今が一番強く見えていますとの話でした。
診察でレンズがちゃんと入っています、帰ってしっかり目薬をしてくださいと言われ、終了となりました。
12.帰宅
翌日の予約は既に度数合わせの時にしてあったので、保護メガネをかけてそのまま帰宅となります。サピアタワーアイクリニック東京を出たときは、15時15分でした。
13.自宅で手術当日は就寝前30~1時間前まで、2時間おきで3種類の目薬を点眼します。
保護メガネをかけての帰宅なので、メガネをしている感じがして裸眼実感はまだ正直感じられていませんでした。そして、目にもコンタクトが入った違和感が若干あります。
手術当日は2時間おきに点眼がまっていました。2番目のステロイドの目薬がしみました。
内服薬も朝夕服用の錠剤が4錠ありました。
![]() |
![]() |
術後当日ですが、まったく目が使い物にならないかというと、そうでもなく、帰り道もそれなりに裸眼で問題なく見えて帰宅できましたし、何ならスマホなども積極的に見ようとはしませんでしたが、見ることも可能です。気になったのは私には光輪でした。
とっても長くなってしまいました。
まとめ
サピアタワーアイクリニック東京の北澤医師はやはりICLエキスパートインストラクターだけあって、腕が本物でした。いとも簡単にやって頂いた印象ですが、腕前があってのことですね。本当に執刀してもらえてありがたかったです。
手術は眩しさと、目を押される圧迫感がありますが、本当に数分のことであっという間です。大丈夫です!術後は光輪が気になります。
視力は若い方なら、きっと私よりも術後から改善の度合いが大きいのではと思います。点眼回数が多いですが、その他は術後直後から眼帯なども一切なく過ごせました。
次回以降は、その後の翌日検診、1週間後検診について書きたいと思います。バリバリの花粉症持ちでもあるので、そのあたりはどうだったのかについても。
最後までお読み下さり、ありがとうございます。


